遺品整理を自分で行う方法!メリットや業者に依頼する基準を解説
身内に不幸があると、家族や親戚と話し合いをして、故人の遺品整理をします。しかし、初めて遺品整理をする時は、自分たちでできるのか、業者に依頼した方が良いのかなど、やり方がわからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品整理を自分で行うメリットや方法を解説するとともに、業者に依頼した方が良い場合をご紹介します。
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遺品整理を自分で行うメリット
遺品整理を自分で行うメリットは、以下の2つです。
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで進められる
費用を抑えられる
遺品整理を自分で行う場合は、ゴミ袋や段ボールなどの消耗品や清掃用品の購入費用、有料ゴミにかかる費用のみなので、業者に依頼するほどお金はかかりません。そのため、費用を安く抑えたい場合は、業者に依頼せず、自分たちで行う方が良いでしょう。
自分のペースで進められる
業者に依頼すると、決められた日程の中で作業を行うためスムーズですが、気持ちが追いつかないこともあります。一方自分で行う場合は、故人を思い出しながら自分たちのペースで進められるため、気持ちの整理をつけやすいです。故人を思いながらゆっくり作業したい人は、自分で行う方が良いでしょう。
遺品整理を自分で行う方法
遺品整理を自分で行う方法は、以下の4つの手順です。
- 事前準備
- 遺品の仕分け
- 遺品の処分
- 部屋の清掃
事前準備
事前準備で行うことは、以下の2つです。
- スケジュールを立てる
- 必要な物を準備する
まず、いつから始めるか、何日かけて行うかなどのスケジュールを立てましょう。スケジュールを決めないと作業にメリハリがなくなり、いつまで経っても整理が終わらなくなってしまいます。ある程度日程を決めたら、遺品整理に使う物を準備します。最低限必要なものは、以下の通りです。
- 軍手・マスク(人数分)
- 清掃用品
- ゴミ袋・段ボール
- 汚れても良い服
上記は必ず使うので、あらかじめ揃えておきましょう。これら以外にも、大型家具を解体する場合は、工具や荷造り紐があると便利です。必要な物を事前に準備すると、当日の作業がスムーズになります。
遺品の仕分け
当日の作業では、以下の3つに遺品を仕分けします。
- 残す物
- 処分する物
- リサイクル・買取する物
貴重品や形見分けする物は、残す物として専用の段ボールに分けましょう。その際、誤って捨てないよう、段ボールにラベルを貼るとわかりやすくなります。
処分する物は、可燃ゴミ、不燃ゴミなどに分けてゴミ袋に入れます。曜日ごとに袋をまとめておくと、ゴミ出ししやすいです。また、リサイクルや買取を行うものは、汚れを落として搬出できるようにします。遺品の仕分けは時間がかかりますが、残す物の基準を作ると作業がスムーズになります。
遺品の処分
遺品の処分方法は、大きく分けて以下の3つです。
- 一般ゴミ
- 自治体の有料回収
- リサイクルや買取
一般ゴミの場合は、地域のゴミ出しルールに合わせて処分します。家具などを有料でゴミに出す場合は、自治体への回収依頼が必要なので忘れないようにしましょう。また、貴金属や骨董品など、リサイクルや買取ができるものは、事前にお店を調べて査定をしてもらいます。遺品の種類によって処分方法が異なるので、事前に確認しましょう。
部屋の清掃
遺品の搬出と処分が終わったら、部屋を清掃します。賃貸住宅の場合は、部屋を明け渡す必要があるので、綺麗に掃除をして忘れ物などないようにしましょう。
遺品整理を業者に依頼した方が良いパターン
遺品整理は自分で行うこともできますが、業者に依頼した方が良いパターンもあるので、2つご紹介します。
- 故人の住居が遠い
- 遺品の量が多い
故人の住居が遠い
遺品整理は1〜2週間程度かかるため、遠方の場合は仕事や私生活との兼ね合いが難しいです。専門業者なら1日程度で作業が終わるため、故人の住居が遠い場合は依頼した方が良いでしょう。
遺品の量が多い
一軒家などで遺品の量が多い場合、自分で遺品整理を行うと、1ヶ月程度と長くかかることもあります。業者なら量が多くてもスムーズに作業してくれるので、負担を軽くするためにも依頼をすると良いでしょう。
自分で遺品整理を行うなら事前に計画を立てておきましょう
遺品整理は、家族や親戚と手分けして、自分たちで行うこともできます。自分たちで行う場合は、作業にメリハリをつけるためにも、スケジュール確認など準備をしっかり行うことが大切です。事前に計画を立てて、遺品整理をスムーズに行いましょう。