遺品の処分はどうする?前向きな考え方や捨てる方法・注意点を解説
遺品整理を行うと、処分する遺品が大量に出てきます。しかし、どのように処分するべきかわからなかったり、罪悪感を感じて捨てられなかったりするため、適切な処分方法を知りたいと思うこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品を処分する際の前向きな考え方をご紹介するとともに、遺品の処分方法と注意点を解説します。
この記事を読むための時間:3分
遺品の処分に際する前向きな考え方
遺品の処分に際する前向きな考え方を、3つご紹介します。
- 故人を思う大切な時間にする
- 悲しい気持ちに整理をつける
- 処分するのは悪いことではない
故人を思う大切な時間にする
遺品を処分すると、故人との思い出を捨てるようで、寂しい気持ちになることがあります。しかし、本当に大切なのは、物ではなく故人との思い出や過ごした時間です。遺品を処分しても故人との思い出がなくなるわけではないため、遺品整理自体を故人を思い出す大切な時間だと考えると良いでしょう。
悲しい気持ちに整理をつける
故人の住んでいた部屋をそのままにしていると、「まだ生きているような気がして安心する」という思いから、なかなか片付けられない人もいるでしょう。しかし、遺品を残しても故人が帰ることはありません。山積みの遺品は悲しい気持ちを呼び起こすので、部屋をスッキリと整理して、気持ちにも踏ん切りをつけることが大切です。
処分するのは悪いことではない
遺品を捨てると、故人の大事なものを捨てているようで、罪悪感を覚える場合があります。しかし、いつかは必ず捨てなくてはいけない物であり、処分するのは悪いことではありません。自分が捨てなくても、自分が動けなくなった時や亡くなった時には、他の誰かが捨てなくてはいけないのです。悪いことと思わずに処分しましょう。
遺品を処分する方法
遺品を処分する方法を、2つのパターンごとに解説します。
- 業者に依頼する場合
- 自分で行う場合
業者に依頼をする場合
専門業者に依頼をすると、遺品整理と処分をまとめてやってくれます。処分品の分別や適切な供養も行ってくれるので、時間がない時や遺品の量が多い時に適しています。依頼の際は、複数の業者から見積もりを取り、価格や対応、サービスなどを比較しましょう。
自分で行う場合
自分で遺品整理を行う場合、以下の方法で遺品を処分します。
- 一般ゴミ
- 買取
- お焚き上げ
もう使えない物や思い入れのない物は、一般ゴミとして処分、高価な物やコレクション品などは、不用品買取やリサイクルを利用すると処分しやすいです。また、故人がいつも愛用していた物には魂が宿ると言われているので、お寺や神社でお焚き上げをしてもらっても良いでしょう。
遺品を処分する際の注意点
遺品を処分する際の注意点は、以下の2つです。
- 親族に相談する
- 捨ててはいけないものと区別する
親族に相談する
遺品を処分する時は、事前に親族へ相談しましょう。故人の遺品には、高価な物や思い出深い物もあるので、勝手に処分すると親族間のトラブルに発展する可能性があります。相続したからといって勝手な行動はせず、相談の上で遺品の扱いを決めることが大切です。
捨ててはいけないものと区別する
捨ててはいけない遺品は、以下の通りです。
- 貴重品(鍵、カード、印鑑、通帳など)
- 遺言書
- 保険関連の書類
- 土地の権利書類
- 故人が残したいと希望したもの
- 形見になるもの
貴重品や遺言書などの重要書類は、捨てると相続の手続きができなくなることもあるので、必ず残しましょう。故人が生前残したいと言っていたものも、捨てずに取っておくべきです。また、思い出の形見なども、捨てると戻せなくなるので、大切に保管する必要があります。
遺品は適切な方法で処分しましょう
遺品を処分する時は、罪悪感や悲しい気持ちにより、なかなか踏ん切りがつかない場合もあります。しかし、遺品を捨てたからと言って、故人との楽しい思い出がなくなるわけではありません。処分するのは悪いことではないので、前向きな気持ちで整理するべきです。処分は自分で行える他、業者にも依頼できるため、適切な方法で行いましょう。