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孤独死の遺品整理はどうする?誰が行うべきか、手順と注意点を解説

孤独死の遺品整理

 

近年は、一人暮らしの人が亡くなる「孤独死」が問題になることが多いです。孤独死は、家族や身内が近くにいないので、遺品整理は誰が行うのか、通常の遺品整理と異なるのかなど、疑問に思う方もいるでしょう。そこでこの記事では、孤独死の遺品整理は誰が行うかを解説するとともに、遺品整理を行う手順や注意点をご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

孤独死の場合は遺品整理を誰が行う?

孤独死した場合の遺品整理は、法定相続人に行う義務があります。法定相続人は、血縁の近い親族から以下のように順位が決められています。

 

  1. 第1順位:子ども、孫
  2. 第2順位:両親、祖父母
  3. 第3順位:兄弟、姉妹

 

結婚している場合は、配偶者が相続人となります。しかし、孤独死は配偶者がすでに亡くなっていることや未婚の場合も多くあるので、法定相続人が引き継ぐことが多いです。また、故人と関係が薄く、遺品整理を行いたくない場合は相続放棄をすれば、財産の引き継ぎを放棄して、遺品整理を行う義務もなくなります。

孤独死の遺品整理を行う手順

孤独死の遺品整理を行う手順は、以下の3つです。

 

  1. 業者に清掃を依頼する
  2. 遺品整理を行う
  3. 遺品を適切に処理する

業者に清掃を依頼する

孤独死の場合は、死亡してから数日経過し、腐敗臭や体液が残っている場合もあるため、専門の業者に清掃してもらう必要があります。清掃だけなら自分でできるのではと思うかもしれませんが、腐敗臭や体液の処理は専用の薬品が必要となり、害虫が湧いている場合もあるので、自分で行うのは難しいです。また、感染症にかかる恐れもあるため、業者に依頼するべきです。

遺品整理を行う

清掃後は、業者と一緒に遺品整理を行う場合が多いです。孤独死の場合、遺品にも腐敗臭が染み付いていることがあるため、あまり多くの遺品を残せません。状態の良いものや、形見になるものなど、遺品は少量になると覚えておきましょう。

遺品を適切に処理する

整理後の遺品は、以下の方法で処理します。

 

  • 廃棄
  • リサイクル・買取
  • 形見分け

 

孤独死の場合は、腐敗臭が染み付いている場合もあるため、廃棄処分することが多いです。ただし貴金属などの高価なものは、売却や形見分けします。遺品に合わせて、適切な方法で処理しましょう。

孤独死の遺品整理を行う際の注意点

孤独死の遺品整理を行う際の注意点は、以下の4つです。

 

  • 特殊清掃後に行う
  • 業者に相談して進める
  • 衛生管理を徹底する
  • 遺品を清掃する

特殊清掃後に行う

孤独死の場合は、必ず特殊清掃後に遺品整理を行いましょう。清掃前の住居は、腐敗臭や雑菌により衛生環境が悪く、体調を崩してしまう場合があります。また、死後数日経過していた場合、血液や体液などによりショッキングな場面に出くわす可能性もあるので、心身の負担を考えて、清掃後に遺品整理を行うのが適切です。

業者に相談して進める

孤独死の遺品整理は、業者と相談の上で進めましょう。孤独死があった部屋は、清掃しても腐敗臭が残ることがあり、遺品整理の際に勝手に窓を開けてしまうと、異臭により近隣住民に迷惑がかかります。そのため、遺品整理は業者の立ち合いのもと、近隣に迷惑がかからないよう相談して進めるのが適切です。

衛生管理を徹底する

孤独死後の部屋は、体液や雑菌、ウイルスなどがある可能性があります。遺品整理を行う際は、マスクや軍手をするとともに、長袖長ズボン、靴下で全身を覆い、衛生管理を徹底することが大切です。

遺品を清掃する

孤独死の遺品整理により出てきた遺品は、体液や腐敗臭がついていることもあるので、形見や売却する際は清掃しましょう。清掃しても綺麗にならない場合は、処分も検討するべきでしょう。

孤独死の遺品整理は手順を守りましょう

孤独死の遺品整理は、法定相続人に行う義務があります。行う際は、清掃依頼をして、業者の立ち合いのもと進めていくことが大切です。清掃前に自分で行うのは難しいので、必ず業者に依頼をして、手順をしっかり守りましょう。

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