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遺品で残すものは何?捨ててはいけないものや迷った時にする事を解説

遺品で残すもの

 

身内に不幸があると、家族や親戚と相談して遺品整理を行います。しかし、大量の遺品が出てくると、何を残すべきなのか、処分しても良いものかなど、遺品整理の判断基準がわからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品整理の際に残すべきものをご紹介するとともに、残すべきか迷った時にすることを解説します。

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遺品整理の際に残すもの

遺品整理の際に残すものは、以下の6つです。

 

  1. 遺言関係の書類
  2. 権利関係の書類
  3. 貴重品
  4. スマホ・携帯
  5. 形見になるもの

遺言関係の書類

遺言書やエンディングノートなどの遺言関係の書類は、故人の意思や相続について書かれているため、捨ててはいけません。遺言書には法的拘束力があるので、勝手に捨ててしまうと遺産の相続ができなくなる可能性があるためです。また、故人の意思を尊重するためにも、遺言関係の書類は必ず残しましょう。

権利関係の書類

家や土地などの権利書類は、故人の資産を証明するためのものなので、捨ててはいけません。土地の権利書には法的拘束力があり、たとえ昔のものであっても、その人の権利を示すものです。土地の相続などにも影響するので、必ず残しましょう。

貴重品

遺品整理で出てきた以下の貴重品は、捨てずに残しましょう。

 

  • 通帳・キャッシュカード
  • クレジットカード
  • マイナンバーカード・保険証
  • 年金手帳
  • 印鑑

 

故人名義の銀行口座やクレジットカードは、財産や収支状況の証明になるので、相続の手続きに使うことがあります。保険証や年金手帳も、保険の支払いや年金の受給を辞める際に必要になる場合が多いです。処分すると、手続きに時間がかかるため、上記の貴重品は必ず残しましょう。

家や車、金庫、貸し倉庫などの鍵は処分せずに残しましょう。賃貸住宅や貸し倉庫の鍵は、管理会社に返却する義務があります。また、金庫や倉庫に入っているもの、車などは故人の遺産なので、相続人に引き継がなくてはいけません。金庫に現金や高価なものがあることも多いので、鍵は必ず残しましょう。

スマホ・携帯

スマホや携帯には、身内や知り合いの電話番号などの個人情報が含まれているので、処分する前にデータの消去が必要です。解約手続きも必要になるので、すぐに処分せず残しましょう。

形見になるもの

思い出の品などの形見になるものは、処分すると買い戻せなくなるため残すべきです。中には、代々受け継がれているものなど、一族で大事にしてきた遺品もあるため、勝手に捨てると親族間でトラブルになる可能性もあります。故人との思い出を残すという意味でも、形見になるものは処分せず残すことが大切です。

遺品を残すべきか迷った時にすること

遺品を残すべきか迷った時にすることを、2つご紹介します。

 

  • 親族に相談する
  • とりあえず残す

親族に相談する

残すべきか迷った際は、まず親族に相談しましょう。自分には必要のないものでも、親族にとっては思い出の品かもしれません。また、処分に迷っている旨を相談すると、アドバイスや処分以外の方法を伝えてくれることもあります。迷った時は相談して、ひとりで悩まないようにしましょう。

とりあえず残す

親族に相談し、それでも捨てるべきか迷った際は、とりあえず残しましょう。処分するのはいつでも出来ますが、一度捨ててしまうと戻せません。しばらく取っておいて、必要ないと判断した時に捨てる方が、後悔が起きにくいです。

故人との思い出を大切に遺品整理を行いましょう

遺品整理で出てきた遺品の中には、遺言や権利関係の書類、貴重品、形見など絶対に捨ててはいけないものがあります。処分すると、相続手続きに関する支障や、故人の意思の無視につながるため、保管することが大切です。故人との思い出を大切に、遺品整理を行いましょう。

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